Twitter
YouTube
Instagram
Facebook
注目トピックス
特集

新海外ドラマ「ニュースルーム」主人公ウィル役 郷田ほづみインタビュー[その1]「番組同様、現場も緊張してます」

2013年3月25日
郷田ほづみ郷田ほづみ
人気脚本家アーロン・ソーキンが企画・製作総指揮を務める知的ドラマ「ニュースルーム」がいよいよ日本でも4月8日よりWOWOWにて放送スタートする。放送に先がけ3月12日、ジェフ・ダニエルズが演じている主人公のベテラン・アンカー、ウィル・マカヴォイの声優を担当している郷田ほづみさんと日本語吹替版制作ディレクターの杉本理子さんに都内ステジオにてインタビューを実施した。

「ニュースルーム」は、TVの報道専門チャンネルを舞台にニュースをどう捉え、どう伝えるか苦悩し悪戦苦闘するプロフェッショナルたちを描いたドラマ。2012年6月よりケーブル局の米HBOで放送スタートし、全米で絶賛されている。

企画・製作総指揮のアーロン・ソーキンは、映画「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞し、製作総指揮した海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス」がエミー賞のドラマシリーズ作品賞を4年連続で受賞した名脚本家だ。

★【お得なWOWOW加入】今なら2000円で翌月末まで3チャンネルが見放題!

郷田さんと杉本さんは、終始リラックスした様子でにこやかに質問に応じてくれた。

---------------

Q. 「ニュースルーム」というドラマは、どのようなドラマですか? そして見どころはどんなところでしょうか?


杉本(日本語吹替版制作ディレクター) : 
本作はタイトルにもあります通り、ニュース番組をつくっているスタッフのニュースルームでの戦いを描いています。郷田さんが吹替を担当されているウィル・マカヴォイ(演:ジェフ・ダニエルズ)というニュースアンカーが主人公です。ニュースを作っていく過程でさまざまな選択を迫られたり、葛藤があったりする姿も同時に描かれています。

見どころは、アーロン・ソーキンが脚本を担当しているということもあり、セリフが核となってドラマのスピード感や雰囲気をつくりあげている、いわゆる会話劇の面白さですね。もう、これでもか! というくらいセリフがたくさんあるんです。でも、その1つ1つのセリフがドラマの大切な柱になっている。そのあたりをぜひ見てもらいたいですね。


Q. ニュース番組だけに、専門用語など難しいセリフも多いのでしょうか?


郷田(主人公ウィル役担当) : 
まさに、そうなんです。毎回、みなさんにご迷惑をおかけしています(笑)。難しい言葉でも自分の間合いでしゃべることができるなら、ここまで難しいとは感じないでしょうけど、本作の主人公はものすごく早口なんです。さらにその中で感情表現もしていかなければならないので、本当に苦労しています。

ただ、これだけのスピードで怒鳴りあうような会話を毎回収録しているので、もう他の現場に行くと相手のパンチがゆっくり見えるとでもいいますか、ホッとします(笑)。そういう意味では、毎回鍛えられているというか、過酷ではありますが本当にいい現場につかせていただいたなと感じています。



Q. 本作では生中継の報道番組が描かれているため、かなり緊張感があると思います。スタジオでの吹替現場でも同じように空気が張りつめているのでしょうか?


郷田 : 
はい、やはり吹替現場にも緊張感はありますね。なんとか吹替をやりとげてみせるぞ!という意気込みもありますし、番組の内容自体が緊張感あふれるものなので両方の意味で緊張感が高まってくるんです。


杉本 : 
普通の現場よりも、セリフを失敗した時の役者さんの悔しさが目にみえて強いんですよ。「あ〜!家では言えてたのに!」と、本気で自分を責める方もいらっしゃるくらい(笑)。みなさん、プライドをもって仕事にのぞんでくれています。


Q. 郷田さんが演じているウィル役について気に入らない点や自分と共通する点はありますか?


郷田 : 
気に入らないところは特にないですね。逆に、アメリカ人は会話の中に必ずジョークをはさんでいて、僕はそれがすごく好きですね。オシャレだなと感じます。


Q. 他のキャラクターで気になる人物はいますか?


郷田 : 
ウィルの上司にあたる局長のチャーリーかな。僕自身ああいう年のとりかたをしたいなと。彼のように将来、蝶ネクタイをすることに決めましたよ(笑)。すごくお茶目でかわいいんです。ああいう、みんなに愛される老人になりたいですね。

新海外ドラマ「ニュースルーム」主人公ウィル役 郷田ほづみインタビュー[その2]「台本の厚さは長編映画並み」へ
 
関連ニュース
海外ニュース
国内ニュース
DVDニュース
特集記事
ランキング/まとめ