【第70回エミー賞】コメディ部門は「マーベラス・ミセス・メイゼル」が独占! 脚本&監督賞を初めて女性が獲得

アメリカTV界最大のイベント「第70回エミー賞授賞式」が、現地時間9月18日に、米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターにて開催。コメディ部門を、「マーベラス・ミセス・メイゼル」(AMAZON)がほぼ独占した。

1950年代を舞台に、主婦からコメディアンへ劇的な転身を図るヒロインを描いた作品「マーベラス・ミセス・メイゼル」は、主演女優賞(レイチェル・ブロズナハン)、助演女優賞(アレックス・ボースタイン)、脚本(エイミー・シャーマン=パラディーノ)、監督(エイミー・シャーマン=パラディーノ)を獲得。現時点で作品賞は未発表※だが、ここまで発表された同部門6賞のうち、4つをAMAZON発のコメディシリーズが独占する強さを見せた。Varityが伝えている。

※追記:コメディ部門作品賞を獲得、5部門受賞で今年の最多となった

ゴールデン・グローブ賞に続き、主演女優賞を獲得したレイチェル・ブロズナハンは、自身が演じたメイゼルについて「自分の新たな“声”を見つけようとしている女性」と表現。「私たちが自分の声を見つけるひとつの方法」として、投票を呼び掛け、自身の信念を示した。

エイミー・シャーマン=パラディーノは、女性として初めてコメディ部門の脚本、監督賞を受賞。エミー賞70年の歴史に、名前を刻んだ。

二度壇上へ上がることとなったため、スピーチでは「このカーペットを敷いたやつは、誰であれ女嫌いね」と移動の苦労にジョークをこぼす場面も。出演者をはじめとする関係者への感謝をささげた。