映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」キャサリン・ウォーターストン、来日インタビュー!黒い魔法使いグリンデルバルドはトランプ米大統領に似ている!?

シリーズ映画史上No.1のハリー・ポッター魔法シリーズ最新作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が11月23日(金・祝)より全国ロードショー。公開を記念し、主人公ニュートを演じるアカデミー賞俳優のエディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、クローディア・キム、という豪華キャストたちが来日を果たした。

今作の舞台はあのホグワーツ魔法魔術学校と、パリの魔法界。主人公のニュートとその仲間たち、ティナ、クイニー、ジェイコブと、ニュートの恩師・ダンブルドア先生や、最強の敵・黒い魔法使いが登場するなど、さらに魔法がパワーアップ!魔法界にかつてない危機が迫る中、ニュートと仲間たち、そして魔法動物(ビースト)たちが奔走する。

TVグルーヴは、ティナ・ゴールドスタイン役を演じるキャサリン・ウォーターストンに単独インタビューを実施。前作と今作の違い、ティナの成長、ジョニー・デップ演じる闇の魔法使いグリンデルバルドについてなどたっぷりと語ってもらった。


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――久々の来日ですが今回の来日はいかがですか?
楽しんでいるわ!2年ぶりの来日で、今回は前回よりも時間があるの。前回は映画「エイリアン: コヴェナント」の撮影があってすぐ帰らなきゃいけなかったの。前回は地震があったから、今回はないことを願うわ(笑)。


――前回の来日時に地震があったのですね。
そう、日本から出発する日の朝、地震があって、ビルが大きく揺れたのよ!ちょっと興奮したけどね(笑)。すごく変な一日だったわ。朝日本で地震を体験して、そのままロンドンへ行き、ロンドンでは「エイリアン: コヴェナント」の撮影で宇宙船の横から吊るされたの(笑)。地震があったりスタントをやったり、なんて一日なの!?という感じだったわ(笑)。


――11月23日から最新映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が公開されます。本作はどのような作品になっていますか?また前作との違いを教えてください。
一番大きな違いは、本作では「ハリー・ポッター」シリーズとより結びつくところがあって、ホグワーツ、そして若きダンブルドアが登場するの。なので皆さんは「ファンタスティック・ビースト」と「ハリー・ポッター」の世界が合わさるところ、繋がりを発見できると思います。


――私も最新作を鑑賞させていただきました。キャサリンさんが演じるティナはとても正義感が強いキャラクターですよね。キャサリンさんにとってティナはどんな存在ですか?
J.K.ローリングが描くキャラクターたちは、みんな成長の余地があるの。前回から登場する4人の主要人物、とくにニュートとティナはまだ成長段階ね。前作では、ティナは教科書通りに行動するようなまじめな人物で、体制を尊重するところがあったけれど、ニュートという、違う国、違う信念の人に出会うことによって、彼女の信念が試されることになるの。私もすごく考えさせられるところよ。ティナは、疑念を持たずにすべて従うことは良くないことなのではないかと感じ始めるの。今私が見るティナというのは、もっと自分の行動に対する責任を持つようになっていると思うの。つねに自問自答しながら、自分の信念について考えているの。「闇払い」として、自分の国の魔法省に勤める一方で、秘密のミッションにも取り組んでいて、やっていることは片足ずつ違うのね。だからティナは発展途上なのかなと感じます。この先ティナは反抗するのか、それともより愛国者となるのか、その辺は今後乞うご期待です。




――今回は前作よりもよりダークで、物語の闇が深くなっています。闇にのまれてしまう人、惑わされず強くいれる人と分かれるように感じました。ティナのように自分らしく、強くいるためにはどうしたらいいと思いますか?
この状況下でもティナのように強くいられるというのは、彼女が女性として、または魔女としてどれだけ強い力を持っているかという証明だと思うわ。ティナは賢いだけでなく、世の中のこともわかっているから、簡単に惑わされたり騙されたりしないの。いくらグリンデルバルドのように非常に邪悪で人を誘惑することができる人でも、彼女はそれをわかっているわ。ティナの願いはクリーデンスを守ること。そんな一途な想いから結果的にグリンデルバルドに惑わされないと思うの。クリーデンスを守りたいという強い意志がそうさせるのね。



――ティナではなくキャサリンさん自身だったら、どういった選択をすると思いますか?惑わされないと思いますか?
もちろん私個人としては、グリンデルバルドの手には乗らない!騙されない!と簡単に思うけれど、私自身元々、そういったおかしいこと、ありえないこととかを常に疑問に思うタチなの。例えばトランプ米大統領は、彼の支持者の集団の前で「自分が大統領になったらみなさんの生活は瞬時に良くなります」と言ったのを聞いて、そんな大きな約束、本当にできるの?ととても疑問に思ったわ。だから私はグリンデルバルドのようなタイプの人間には騙されないと思います。


――今回は、ジョニー・デップ演じる闇の魔法使いグリンデルバルドがフィーチャーされていますよね。ジョニー・デップとの共演はいかがでしたか?
残念ながら今回彼と一緒に仕事をする場面はほとんどなかったの。でも最後の1シーンだけ、ジョニー演じるグリンデルバルドが集会を開き、ほとんどが彼の支持者の中、私たちのような反対者がいる中演説するというシーンで、そこでは共演というより、彼が仕事しているところを観察するという感じだったの。でも仕事している彼を見ることはとてもすばらしい経験だったわ。次回作ではもっと一緒に共演できたらうれしいわ。




(インタビュー終わり)

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■公開情報:
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
大ヒット上映中!©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

■ストーリー:
シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュートに、最強の敵が登場!ある日、ニュートは魔法界と人間界を脅かす「黒い魔法使い」グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。ホグワーツの恩師ダンブルドア先生から彼を追うことを託されたニュートは、仲間や魔法動物たちとともにパリへ向かう。パリではグリンデルバルドが言葉巧みに賛同者を増やし、勢力を広げていた。そしてその手はついに仲間たちにまで‐‐‐果たしてニュートと仲間たちはこの最大の危機から世界を救えるのか!?