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10月来日! カナダ発のポップ・バンド「マジック!」インタビュー解禁! 結成のキッカケやバンド名の由来などを語る
2014年9月22日
マジック! WENN.com
デビュー曲「ルード★それでも僕は結婚する」が大ヒットを記録し、世界的に熱い注目を集めているカナダ発のニュー・カマー「マジック!」。10月30日(木)に初来日して行われるショーケース・ライヴの公演チケットはすでに完売と、大注目を浴びている。
この度、初来日に先駆け、「マジック!」のインタビューが公開された。
Q. ナズリはソロ・アーティストとしても以前より活躍していますが、マジック! としてバンドを結成した理由と他メンバーとの出会い/結成のいきさつは?
ナズリ(vo):
他の人達のために曲を作るのは、すごく楽しいんだよ。才能のあるポップ・スター達に会えるからね。でも、結局それは自分のための音楽ではないんだ。ある意味、彼らが歌いたいことを歌にしているからね。だけど僕はずっと、僕自身の思いがあるのを感じていて、それでマークに会った時、一緒にバンドを始めるのにぴったりの奴だって感じたんだよ。それで僕達は、マジック! を結成したんだ。
――その後、ベンとアレックスとはどうやって出会ったんですか?
ナズリ:
それはマークが説明できるよ
マーク(g):
うん、僕がナズリに会ったのは数年前のことで、僕達が当時やっていたバンドのショウで会って、意気投合したんだ。その後また会う機会があって、その時は僕の友人のジョージに、「ナズリと一緒にスタジオに入るべきだよ」って言われて、ナズリとスタジオで会ったんだ。そうしたら、僕達にはソングライターとしても友人としても素晴らしいケミストリーがあるのが分かって、その後でナズリに「一緒にバンドを始めよう」って言われたんだよ。彼とは強い繋がりを感じられたから、一緒にやりたいと僕も思った。それで、ベンはもともと僕の友人で、トロントで一緒に遊んでた仲で、アレックスも僕と一緒に別のバンドでプレイをしていたいい友人だったんだ。それで、アレックスに「僕達はロサンゼルスに行って、このバンドを始めるべきだよ。素晴らしい機会だよ」って言ったんだ。本当に一緒に曲を作ってどうなるか見てみたいと思った。ベンが入ったのはその少し後なんだけど、僕達はロサンゼルスに行くっていう賭けに出ることにして、一日中曲作りをして一緒に時間を過して、兄弟みたいな関係になったんだ。
Q. バンド名“MAGIC!”の由来は何ですか? また、最後に「!」がついている理由は?
アレックス(dr):
マジックの最後にびっくりマークをつけるっていうのは、僕達のアルバム全部をプロデュースしたアダム・メッセンジャーのアイディアだったんだ。僕達がバンドになって2曲目に作ったのが、「Don’t Kill the Magic / ドント・キル・ザ・マジック」っていう曲で、このアルバムのタイトルにもなってるんだけど、それからアダムが僕達のことをマジックって呼ぶようになって、バンド名をマジックにすることにしたんだ。そうしたらアダムに、最後にびっくりマークをつけたらどうだって言われたんだよ。それで、バンド名はMAGIC!で、アルバム・タイトルも「Don’t Kill the Magic」になったんだけど、マジック! って叫ぶ感じになってるんだ。
ナズリ:
マジック! (大声で叫ぶ)
マーク:
力を込めてささやいてくれてもいいよ。(ささやくように)「マジック! マジック!」って。
Q. アルバム名「ドント・キル・ザ・マジック」に込められた意味は?
ナズリ:
それは僕のアイディアだったんだけど、出来上がった曲のタイトルを見ながら、「どの曲が、アルバム全体にとって一番意義があるだろう?」って考えた。そして「Don’t Kill the Magic」が一番アルバム全体のサウンドと一致していると思ったんだ。一曲の中に、ロックもポップもレゲエもソウルも入っている。それに、この曲からバンド名を取ったから筋が通ってるし、クールに聞こえるし。「魔法を消さないで」というこのタイトルには、「諦めない」っていう意味が込められてるんだ。僕達は、僕達の夢を諦めないで、このバンドを楽しんでるからね。だから他メンバーも、そうしようって賛成してくれたんだ。
Q. シングル「ルード★それでも僕は結婚する」はレゲエ・テイストが印象的な曲ですが、あなた方のバイオには「現代版ポリスのようなバンドを作りたくてこのバンドを始めた」とありました。ポリスはレゲエよりも好きだったんでしょうか?
ナズリ:
ポリスがやったのは、レゲエとロックの融合だった。僕達はレゲエだけのバンドはやりたくなかったから、ポリスみたいなバンドをやろうって思ったんだよ。でも、そこから始めて、結果的に僕達独自の音楽をやるようになった。僕達の音楽には、ソウル・ミュージックも入っているからね。それは僕達がソウル・ミュージックも含めて色々な音楽を聞いて育ったからなんだ。マジック! はいわば“レゲエとポップのフュージョンの現代版”といったところだね。
Q. デビュー曲でアメリカ&イギリスの両チャート1位獲得は快挙ですが、現在の世界的ヒットは予想していましたか?
ナズリ:
いいや。この曲が1位になった時は、衝撃だったよ。「トップ10に入るヒット曲になるはずだ、キャッチーだから」とはずっと言ってたんだけどね。でもこの曲はセレブがツイートしてくれたり、色々な人達がカヴァーをYouTubeにアップしてくれたりするぐらい盛り上がって、この間はベット・ミドラーまでコメントしてくれて、もはや現象みたいになってるんだよ。実際は、僕達のアルバム中の一曲っていうだけなんだけどね。おかげで今の僕達はアルバム全部を皆にプレイして聞かせることができるから、ハッピーだよ。
Q. また、ここまで「ルード★それでも僕は結婚する」が受け入れられた理由は自分達ではなんだと思いますか?
マーク:
「Rude」がこれだけヒットした理由を指摘するのは難しいけど、受け入れられた理由としては、いくつかの要素があると思う。僕は、この曲のストーリーがキュートなおかげで、楽曲が明るくなっていることが理由のひとつだと思うんだ。太陽の光が輝くビーチを感じるようなレゲエを融合した曲になっていること、それから「娘さんを僕に下さい」って彼女の父親に挨拶に行って、拒絶されても頑張り続けるっていう、こういうことを歌った曲は他にないからユニークなんだけど、でも誰もが共感出来る事を扱ってるっていうこと、これらが成功した理由じゃないかと思うよ。
Q. 結婚ソングにちなんで、 ずばりメンバー全員の理想の女性像は?
ナズリ:
おお、ベンは結婚が大好きなんだよ。言いなよ
ベン(b):
僕は内面と外面の美しさを持っていて、強くて、僕を支えてくれて、僕の味方になってくれる人と結婚したいな
ナズリ:
ベンは早く結婚したがってるんだ(笑)
アレックス:
いいね、いい理想だ
ベン:
ありがとう
ナズリ:
マークの理想の女性は?
マーク:
僕の理想の女性は、もちろん日本女性だよ。日本語を学びたいし、最高だろうな
ナズリ:
理想の女性って日本語で何て言うの?
――「リソウノ、ジョセイ」
ナズリ:
リソーノジョセイ。ああ、リソーノジョセイ。 僕の理想の女性像は、頭の中でかなり混乱してるね。だから、分からない。僕はまだ人として成長中だからさ、自分のことを探ってる状況なんだ。でも、僕のライフスタイルに対応できる人、それから僕の将来の子供達を愛してくれる人が、きっとどこかにいるはずだよ。
アレックス:
僕はディズニー映画がすごく好きなんだ。だから、僕の理想の女性は、大体アニメのキャラクターなんだよね。リトル・マーメイドとか、「アラジン」のジャスミンとかね。だから、そういう女性に会えたらいいね。
ナズリ:
僕もそういう女性に会ってみたい
アレックス:
最高だろうな
Q. (ナズリが楽曲提供した“西野カナ”に限らず) 誰か日本人アーティストを知っていますか?
アレックス:
日本語の発音が難しいから名前はあまり知らないんだけど、僕は(2008年に)フジ・ロック・フェスティバルに他のバンドで出演したことがあって、そこで沢山ヘヴィ・メタル・バンドを見たよ。色々とステージを回って、アグレッシヴなヘヴィ・メタルのバンドをいくつか見て、すごく気に入ったよ。
ナズリ:
日本にはガールズ・グループが沢山いるんだよね? 僕達、ガールズ・グループと一緒にやってみたいな。
――女の子のポップ・グループと?
ナズリ:
うん。だって、彼女達のダンスがすごく好きだからさ。彼女達のダンスを最初から最後までしっかり見るのは、とても大事なことだと思うんだよ。動きに注意してね。
マーク:
いいアイディアだね
Q. 他のアーティストへ提供する楽曲と、自身のバンド用に書く楽曲の違いは何ですか?
ナズリ:
大きな違いがあるよ。例えばマークが他のアーティストのためにギターのパートを弾く時、彼はそのアーティストが望むことをやってる。でもマジック!では、マークは自分がやりたいことをやってる。僕自身も、自分が書きたい曲を好きに書いてる。メンバーは僕を止めない。「それがお前のやりたいことなら、そこはお前のパートだから」ってね。アレックスも自分がやりたいようにドラムを叩いてるし、ベンも彼が弾きたいベースを弾いてる。僕達はバンドだからね。他のアーティストに楽曲を書く時は、彼らのために働いている。僕達はバンドとして、僕達自身のクリエイティヴな目的を達成してるんだ。
Q. 「ルード★それでも僕は結婚する」以外のアルバム収録曲について。アルバムではどんなトピックについて綴っているものが多いのですか?
ナズリ:
最初は、とにかく一杯曲を書こうとしたんだ。沢山書いたよ。それで終盤になって、人生についての曲がまだないことに気がついて、そこで「How do you want to be remembered」っていう曲を書いた。アルバム最後の曲なんだけど、人生の様々なステップについて歌っている。それから、「Little Girl Big World」っていう曲は、僕が昔つきあっていた年下の女の子がいつも行動が幼かったんだ。それで、そのことについての曲を書いた。あと、「Let Your Hair Down」はセクシーな曲で、「リラックスしてよ、何もかも大丈夫だから」っていう感じの曲だよ。だから、あらゆることについての曲が収録されている。僕自身、聞き返してみて、「あ、この曲の意味が分かった」って気づく曲もあるんだよ。「Paradise」は、手に入れることが不可能な愛を欲しがっている男についての曲で、「君のパラダイスに僕を連れて行ってくれ」と歌っている。僕達は、このアルバムに収録された曲をすごく誇りに思っているよ。いいソングライティングとユニークな歌詞、それからクールなパートが色々入っていて、いいバランスが取れていると思う。
Q. どんなバンドもナンバーワン・ソングを持つのが夢ではないかと思うのですが、デビュー曲「Rude」でアメリカ/イギリス両チャート1位という快挙を成し遂げてしまったマジック!にとって、次の目標はなんですか?
ナズリ:
どんなバンドもナンバーワン・ソングを持つのが夢だって言ったけど、面白いことに、僕達はナンバーワン・ソングを持ってから、(忙しくて)全然寝てないんだ。だから、夢を見る時間がもうないんだよ。夢を生きてるだけさ(笑)。
――いい答えですね。
ナズリ:
いや、実際は、僕達はナンバーワン・ソングのことなんて全然気にしてなかったんだ。それは重要じゃないんだよ。僕達はバンドで、ただ音楽を作りたいだけなんだ。この先もっと曲を作れるだろうっていういい実感があるよ。
――では、このバンドでの最大の夢は何なんですか?
ナズリ:
もう叶っている。今やっていることが、僕達の夢だよ。あと、僕はいい家庭を持ちたいね。他のメンバーもそうだと思うよ。僕達の家族が幸せになるのを見たいね。
Q. 日本と聞いてイメージすることは何ですか? また日本に行ったら何をしたいですか?
ベン:
僕は日本に観光で行ったことがあるんだけど、信じられないほど素晴らしい体験だった。ずっと行きたかった場所なんだ。東京と京都と大阪と広島に行って、恋に落ちたよ。だから、このバンドと一緒に日本に行って、日本でプレイするのが待ちきれない。本当に興奮しているよ。
マーク:
彼の言う通りだよ。僕も日本に行ったことがあって、最高に美しかった。街がすごく綺麗なのに感心したし、コンビニですら僕が見たこともない格上のコンビニで、美味しい食べ物が買えて、素晴らしかったよ。
アレックス:
ああ。ヨーロッパとか沢山旅したことがあるんだけど、日本は僕が初めて「故郷から遥か離れた場所に来た」って感じた国だったよ。僕は日本語が読めないから、時々迷子になったりして、それもクールだった。
ナズリ:
オーケー。日本のみんな、他メンバーは日本に行ったことがあるけど、僕だけないんだ。だから、僕が欲しいものを教えるよ。クールな洋服が欲しいからよろしくね。食べ物も欲しいな。踊りにも行きたいから誰か僕を連れて行ってくれ。それから、ショウをやりたい。ショウやりたいよな?
マーク:
もちろん
ナズリ:
僕達は日本でショウをやりたい。というわけで、この4つは実現したいよ! 日本での素晴らしい時間、マジックは起きるよ!
――それなら、どんな食べ物が好きかも知らせておいて下さい。
ナズリ:
オーケー。でも僕は何でも食べるんだ。僕達は全員6フィート(約183センチ)以上身長があるから、一杯食べるよ。マークは・・・
マーク:
自分のことを教えなよ
ナズリ:
僕はパンは食べない。肉と野菜だね。
マーク:
ナズリに刺身をあげてよ
ナズリ:
おお、勿論、寿司!
ベン:
日本のミルクティーは最高だよね。緑茶もいいよね。抹茶アイスクリームも。あとセブンイレブンのお弁当。(ナズリに向かって)コンビニに行けばほとんど何でも揃ってるんだよ。6ドルあれば豪華なお弁当だって買えるんだ!
Q. 日本のファンへメッセージを
ベン:
僕はベン
マーク:
僕はマーク
アレックス:
そして、僕はアレックス
ナズリ:
僕はナズリで、僕達はマジック! だよ。日本に行ってプレイする日が待ちきれないよ。それから、皆に早くアルバムを聞いて欲しいな。僕達が大好きなアルバムだから、君達にも気にいってもらえたら嬉しいよ。近々会おうね!
マーク:
早く皆に会いたいよ
【動画】マジック! 「ルード★それでも僕は結婚する」日本語訳付MV
■ イベント詳細
MAGIC! Showcase Live 2014
10/30(木)開催
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
開場 18:00 / 開演 19:00
※SOLD OUT
■ リリース情報
マジック!「ドント・キル・ザ・マジック」
輸入盤:発売中
日本盤:9/24発売予定
価格:1,800円(+税)(期間限定スペシャル・プライス)
日本盤はボーナス・トラック2曲収録
iTunes購入先:https://itunes.apple.com/jp/album/dont-kill-the-magic/id881629097
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。
マジック! 日本オフィシャル・サイト://www.sonymusic.co.jp/magic
マジック! 海外オフィシャル・サイト://www.ournameismagic.com
マジック! クリエイティブマン・サイト://www.creativeman.co.jp/artist/2014/10magic/
この度、初来日に先駆け、「マジック!」のインタビューが公開された。
Q. ナズリはソロ・アーティストとしても以前より活躍していますが、マジック! としてバンドを結成した理由と他メンバーとの出会い/結成のいきさつは?
ナズリ(vo):
他の人達のために曲を作るのは、すごく楽しいんだよ。才能のあるポップ・スター達に会えるからね。でも、結局それは自分のための音楽ではないんだ。ある意味、彼らが歌いたいことを歌にしているからね。だけど僕はずっと、僕自身の思いがあるのを感じていて、それでマークに会った時、一緒にバンドを始めるのにぴったりの奴だって感じたんだよ。それで僕達は、マジック! を結成したんだ。
――その後、ベンとアレックスとはどうやって出会ったんですか?
ナズリ:
それはマークが説明できるよ
マーク(g):
うん、僕がナズリに会ったのは数年前のことで、僕達が当時やっていたバンドのショウで会って、意気投合したんだ。その後また会う機会があって、その時は僕の友人のジョージに、「ナズリと一緒にスタジオに入るべきだよ」って言われて、ナズリとスタジオで会ったんだ。そうしたら、僕達にはソングライターとしても友人としても素晴らしいケミストリーがあるのが分かって、その後でナズリに「一緒にバンドを始めよう」って言われたんだよ。彼とは強い繋がりを感じられたから、一緒にやりたいと僕も思った。それで、ベンはもともと僕の友人で、トロントで一緒に遊んでた仲で、アレックスも僕と一緒に別のバンドでプレイをしていたいい友人だったんだ。それで、アレックスに「僕達はロサンゼルスに行って、このバンドを始めるべきだよ。素晴らしい機会だよ」って言ったんだ。本当に一緒に曲を作ってどうなるか見てみたいと思った。ベンが入ったのはその少し後なんだけど、僕達はロサンゼルスに行くっていう賭けに出ることにして、一日中曲作りをして一緒に時間を過して、兄弟みたいな関係になったんだ。
Q. バンド名“MAGIC!”の由来は何ですか? また、最後に「!」がついている理由は?
アレックス(dr):
マジックの最後にびっくりマークをつけるっていうのは、僕達のアルバム全部をプロデュースしたアダム・メッセンジャーのアイディアだったんだ。僕達がバンドになって2曲目に作ったのが、「Don’t Kill the Magic / ドント・キル・ザ・マジック」っていう曲で、このアルバムのタイトルにもなってるんだけど、それからアダムが僕達のことをマジックって呼ぶようになって、バンド名をマジックにすることにしたんだ。そうしたらアダムに、最後にびっくりマークをつけたらどうだって言われたんだよ。それで、バンド名はMAGIC!で、アルバム・タイトルも「Don’t Kill the Magic」になったんだけど、マジック! って叫ぶ感じになってるんだ。
ナズリ:
マジック! (大声で叫ぶ)
マーク:
力を込めてささやいてくれてもいいよ。(ささやくように)「マジック! マジック!」って。
Q. アルバム名「ドント・キル・ザ・マジック」に込められた意味は?
ナズリ:
それは僕のアイディアだったんだけど、出来上がった曲のタイトルを見ながら、「どの曲が、アルバム全体にとって一番意義があるだろう?」って考えた。そして「Don’t Kill the Magic」が一番アルバム全体のサウンドと一致していると思ったんだ。一曲の中に、ロックもポップもレゲエもソウルも入っている。それに、この曲からバンド名を取ったから筋が通ってるし、クールに聞こえるし。「魔法を消さないで」というこのタイトルには、「諦めない」っていう意味が込められてるんだ。僕達は、僕達の夢を諦めないで、このバンドを楽しんでるからね。だから他メンバーも、そうしようって賛成してくれたんだ。
Q. シングル「ルード★それでも僕は結婚する」はレゲエ・テイストが印象的な曲ですが、あなた方のバイオには「現代版ポリスのようなバンドを作りたくてこのバンドを始めた」とありました。ポリスはレゲエよりも好きだったんでしょうか?
ナズリ:
ポリスがやったのは、レゲエとロックの融合だった。僕達はレゲエだけのバンドはやりたくなかったから、ポリスみたいなバンドをやろうって思ったんだよ。でも、そこから始めて、結果的に僕達独自の音楽をやるようになった。僕達の音楽には、ソウル・ミュージックも入っているからね。それは僕達がソウル・ミュージックも含めて色々な音楽を聞いて育ったからなんだ。マジック! はいわば“レゲエとポップのフュージョンの現代版”といったところだね。
Q. デビュー曲でアメリカ&イギリスの両チャート1位獲得は快挙ですが、現在の世界的ヒットは予想していましたか?
ナズリ:
いいや。この曲が1位になった時は、衝撃だったよ。「トップ10に入るヒット曲になるはずだ、キャッチーだから」とはずっと言ってたんだけどね。でもこの曲はセレブがツイートしてくれたり、色々な人達がカヴァーをYouTubeにアップしてくれたりするぐらい盛り上がって、この間はベット・ミドラーまでコメントしてくれて、もはや現象みたいになってるんだよ。実際は、僕達のアルバム中の一曲っていうだけなんだけどね。おかげで今の僕達はアルバム全部を皆にプレイして聞かせることができるから、ハッピーだよ。
Q. また、ここまで「ルード★それでも僕は結婚する」が受け入れられた理由は自分達ではなんだと思いますか?
マーク:
「Rude」がこれだけヒットした理由を指摘するのは難しいけど、受け入れられた理由としては、いくつかの要素があると思う。僕は、この曲のストーリーがキュートなおかげで、楽曲が明るくなっていることが理由のひとつだと思うんだ。太陽の光が輝くビーチを感じるようなレゲエを融合した曲になっていること、それから「娘さんを僕に下さい」って彼女の父親に挨拶に行って、拒絶されても頑張り続けるっていう、こういうことを歌った曲は他にないからユニークなんだけど、でも誰もが共感出来る事を扱ってるっていうこと、これらが成功した理由じゃないかと思うよ。
Q. 結婚ソングにちなんで、 ずばりメンバー全員の理想の女性像は?
ナズリ:
おお、ベンは結婚が大好きなんだよ。言いなよ
ベン(b):
僕は内面と外面の美しさを持っていて、強くて、僕を支えてくれて、僕の味方になってくれる人と結婚したいな
ナズリ:
ベンは早く結婚したがってるんだ(笑)
アレックス:
いいね、いい理想だ
ベン:
ありがとう
ナズリ:
マークの理想の女性は?
マーク:
僕の理想の女性は、もちろん日本女性だよ。日本語を学びたいし、最高だろうな
ナズリ:
理想の女性って日本語で何て言うの?
――「リソウノ、ジョセイ」
ナズリ:
リソーノジョセイ。ああ、リソーノジョセイ。 僕の理想の女性像は、頭の中でかなり混乱してるね。だから、分からない。僕はまだ人として成長中だからさ、自分のことを探ってる状況なんだ。でも、僕のライフスタイルに対応できる人、それから僕の将来の子供達を愛してくれる人が、きっとどこかにいるはずだよ。
アレックス:
僕はディズニー映画がすごく好きなんだ。だから、僕の理想の女性は、大体アニメのキャラクターなんだよね。リトル・マーメイドとか、「アラジン」のジャスミンとかね。だから、そういう女性に会えたらいいね。
ナズリ:
僕もそういう女性に会ってみたい
アレックス:
最高だろうな
マジック! WENN.com
Q. (ナズリが楽曲提供した“西野カナ”に限らず) 誰か日本人アーティストを知っていますか?
アレックス:
日本語の発音が難しいから名前はあまり知らないんだけど、僕は(2008年に)フジ・ロック・フェスティバルに他のバンドで出演したことがあって、そこで沢山ヘヴィ・メタル・バンドを見たよ。色々とステージを回って、アグレッシヴなヘヴィ・メタルのバンドをいくつか見て、すごく気に入ったよ。
ナズリ:
日本にはガールズ・グループが沢山いるんだよね? 僕達、ガールズ・グループと一緒にやってみたいな。
――女の子のポップ・グループと?
ナズリ:
うん。だって、彼女達のダンスがすごく好きだからさ。彼女達のダンスを最初から最後までしっかり見るのは、とても大事なことだと思うんだよ。動きに注意してね。
マーク:
いいアイディアだね
Q. 他のアーティストへ提供する楽曲と、自身のバンド用に書く楽曲の違いは何ですか?
ナズリ:
大きな違いがあるよ。例えばマークが他のアーティストのためにギターのパートを弾く時、彼はそのアーティストが望むことをやってる。でもマジック!では、マークは自分がやりたいことをやってる。僕自身も、自分が書きたい曲を好きに書いてる。メンバーは僕を止めない。「それがお前のやりたいことなら、そこはお前のパートだから」ってね。アレックスも自分がやりたいようにドラムを叩いてるし、ベンも彼が弾きたいベースを弾いてる。僕達はバンドだからね。他のアーティストに楽曲を書く時は、彼らのために働いている。僕達はバンドとして、僕達自身のクリエイティヴな目的を達成してるんだ。
Q. 「ルード★それでも僕は結婚する」以外のアルバム収録曲について。アルバムではどんなトピックについて綴っているものが多いのですか?
ナズリ:
最初は、とにかく一杯曲を書こうとしたんだ。沢山書いたよ。それで終盤になって、人生についての曲がまだないことに気がついて、そこで「How do you want to be remembered」っていう曲を書いた。アルバム最後の曲なんだけど、人生の様々なステップについて歌っている。それから、「Little Girl Big World」っていう曲は、僕が昔つきあっていた年下の女の子がいつも行動が幼かったんだ。それで、そのことについての曲を書いた。あと、「Let Your Hair Down」はセクシーな曲で、「リラックスしてよ、何もかも大丈夫だから」っていう感じの曲だよ。だから、あらゆることについての曲が収録されている。僕自身、聞き返してみて、「あ、この曲の意味が分かった」って気づく曲もあるんだよ。「Paradise」は、手に入れることが不可能な愛を欲しがっている男についての曲で、「君のパラダイスに僕を連れて行ってくれ」と歌っている。僕達は、このアルバムに収録された曲をすごく誇りに思っているよ。いいソングライティングとユニークな歌詞、それからクールなパートが色々入っていて、いいバランスが取れていると思う。
Q. どんなバンドもナンバーワン・ソングを持つのが夢ではないかと思うのですが、デビュー曲「Rude」でアメリカ/イギリス両チャート1位という快挙を成し遂げてしまったマジック!にとって、次の目標はなんですか?
ナズリ:
どんなバンドもナンバーワン・ソングを持つのが夢だって言ったけど、面白いことに、僕達はナンバーワン・ソングを持ってから、(忙しくて)全然寝てないんだ。だから、夢を見る時間がもうないんだよ。夢を生きてるだけさ(笑)。
――いい答えですね。
ナズリ:
いや、実際は、僕達はナンバーワン・ソングのことなんて全然気にしてなかったんだ。それは重要じゃないんだよ。僕達はバンドで、ただ音楽を作りたいだけなんだ。この先もっと曲を作れるだろうっていういい実感があるよ。
――では、このバンドでの最大の夢は何なんですか?
ナズリ:
もう叶っている。今やっていることが、僕達の夢だよ。あと、僕はいい家庭を持ちたいね。他のメンバーもそうだと思うよ。僕達の家族が幸せになるのを見たいね。
Q. 日本と聞いてイメージすることは何ですか? また日本に行ったら何をしたいですか?
ベン:
僕は日本に観光で行ったことがあるんだけど、信じられないほど素晴らしい体験だった。ずっと行きたかった場所なんだ。東京と京都と大阪と広島に行って、恋に落ちたよ。だから、このバンドと一緒に日本に行って、日本でプレイするのが待ちきれない。本当に興奮しているよ。
マーク:
彼の言う通りだよ。僕も日本に行ったことがあって、最高に美しかった。街がすごく綺麗なのに感心したし、コンビニですら僕が見たこともない格上のコンビニで、美味しい食べ物が買えて、素晴らしかったよ。
アレックス:
ああ。ヨーロッパとか沢山旅したことがあるんだけど、日本は僕が初めて「故郷から遥か離れた場所に来た」って感じた国だったよ。僕は日本語が読めないから、時々迷子になったりして、それもクールだった。
ナズリ:
オーケー。日本のみんな、他メンバーは日本に行ったことがあるけど、僕だけないんだ。だから、僕が欲しいものを教えるよ。クールな洋服が欲しいからよろしくね。食べ物も欲しいな。踊りにも行きたいから誰か僕を連れて行ってくれ。それから、ショウをやりたい。ショウやりたいよな?
マーク:
もちろん
ナズリ:
僕達は日本でショウをやりたい。というわけで、この4つは実現したいよ! 日本での素晴らしい時間、マジックは起きるよ!
――それなら、どんな食べ物が好きかも知らせておいて下さい。
ナズリ:
オーケー。でも僕は何でも食べるんだ。僕達は全員6フィート(約183センチ)以上身長があるから、一杯食べるよ。マークは・・・
マーク:
自分のことを教えなよ
ナズリ:
僕はパンは食べない。肉と野菜だね。
マーク:
ナズリに刺身をあげてよ
ナズリ:
おお、勿論、寿司!
ベン:
日本のミルクティーは最高だよね。緑茶もいいよね。抹茶アイスクリームも。あとセブンイレブンのお弁当。(ナズリに向かって)コンビニに行けばほとんど何でも揃ってるんだよ。6ドルあれば豪華なお弁当だって買えるんだ!
Q. 日本のファンへメッセージを
ベン:
僕はベン
マーク:
僕はマーク
アレックス:
そして、僕はアレックス
ナズリ:
僕はナズリで、僕達はマジック! だよ。日本に行ってプレイする日が待ちきれないよ。それから、皆に早くアルバムを聞いて欲しいな。僕達が大好きなアルバムだから、君達にも気にいってもらえたら嬉しいよ。近々会おうね!
マーク:
早く皆に会いたいよ
【動画】マジック! 「ルード★それでも僕は結婚する」日本語訳付MV
■ イベント詳細
MAGIC! Showcase Live 2014
10/30(木)開催
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
開場 18:00 / 開演 19:00
※SOLD OUT
■ リリース情報
マジック!「ドント・キル・ザ・マジック」
輸入盤:発売中
Don’t Kill the Magic
posted with amazlet at 14.09.08
Magic!
RCA (2014-07-01)
売り上げランキング: 245
RCA (2014-07-01)
売り上げランキング: 245
日本盤:9/24発売予定
ドント・キル・ザ・マジック
posted with amazlet at 14.09.22
マジック!
SMJ (2014-09-24)
売り上げランキング: 2,127
SMJ (2014-09-24)
売り上げランキング: 2,127
価格:1,800円(+税)(期間限定スペシャル・プライス)
日本盤はボーナス・トラック2曲収録
iTunes購入先:https://itunes.apple.com/jp/album/dont-kill-the-magic/id881629097
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。
マジック! 日本オフィシャル・サイト://www.sonymusic.co.jp/magic
マジック! 海外オフィシャル・サイト://www.ournameismagic.com
マジック! クリエイティブマン・サイト://www.creativeman.co.jp/artist/2014/10magic/
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